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看護師がケアを行ううえでの第一歩は、見る、聴く、触れる等の五感を活用したフィジカルアセスメントです。しかしながら、脳は外からでは見ることも聴くこともできません。複雑な器官で何が起こっているかわかりづらく、脳卒中看護に苦手意識のある方も多いのではないでしょうか？
このセミナーでは、以下の4つのテーマから、脳卒中看護に必要な知識をわかりやすくお届けします。脳卒中の病態を理解し、脳のしくみを知ることで、目の前の患者さんに起こっている症状がどのような意味をもつのか、どこを見て次はどんなケアを行えばよいのかがわかるようになってきます。
脳卒中の後遺症として麻痺を抱えた患者さんや、高血圧等で脳卒中リスクが高い患者さんなどは、専門病棟に限らず皆さんの身近にもいらっしゃると思います。ぜひ今日からの看護実践にお役立ていただければ幸いです。
1．脳卒中の危険なサインを見逃さない（2021年2月15日～21日配信）
2．画像でわかる脳のメカニズム（2021年3月15日～3月21日配信）
3．よくわかる 麻痺と拘縮（2021年4月19日～4月25日配信）
4．拘縮を防ぐための一歩進んだケア（2021年5月17日～5月23日配信）
※このコンテンツは過去にポケットセミナーとして配信したものです。
【関連リンク】
ディアケア：拘縮がある患者の日常生活援助
ディアケア プレミアム：こうすればうまくいく！拘縮患者のケア
ディアケア プレミアム：拘縮を“進ませない”“やわらげる”ための ポジショニングのコツとポイント
久松 正樹
2020年11月現在
※動画の再生期間は終了しました
脳梗塞や脳出血、クモ膜下出血といった脳卒中（脳血管疾患）は、日本人の死亡原因の第4位（2019年人口動態統計より）となっており、後遺症や死亡リスクの高い重大疾患です。脳卒中の発症時には、その種類によって麻痺や激しい頭痛といったサインがみられ、ナースがこれらの異常に気づいてすばやい対処につなげることで、患者さんの救命や後遺症リスクの低下、ひいては社会復帰につながります。
本セミナーでは、脳卒中とはどのような病態なのか、そして、臨床で見逃してはいけない脳卒中のサインはどのようなものがあるのかを解説します。
※動画の再生期間は終了しました
身体を動かすための指令は、部位ごとに脳の運動野の決まった場所から出されています。脳のどの部分が障害されるかによって、麻痺の部位も変わってきます。スタート（脳の運動野）とゴール（末端の手足、顔など）の部位とその対応を見ていくことで、患者さんの病態・症状の理解につながります。
本セミナーでは、脳画像を見ながら、運動麻痺から脳のメカニズムを考えてみましょう。
※動画の再生期間は終了しました
脳から手足、顔など末端部位に運動を伝えるための“道路”を錐体路と呼びます。この錐体路が障害されると、脳からの指令が伝わらず、麻痺が生じます。さらに運動には、筋肉の緊張（収縮・弛緩）を調節する役割をもつ“錐体外路”もかかわっています。脳卒中後によくみられる患者さんの拘縮は、錐体路の障害に伴い錐体外路のはたらきが過度に高まることによって、生じている場合が多いです。
本セミナーでは、これら錐体路・錐体外路のはたらきを詳しくみながら、麻痺と拘縮について考えていきます。
【公開終了／質問への回答掲載】 4．拘縮を防ぐための一歩進んだケア
※動画の再生期間は終了しました
脳卒中患者さんや寝たきりの患者さんなどは、動かさない部位にだんだんと拘縮が生じてきます。特に、脳卒中の後遺症として麻痺が生じた患者さんは、動かしづらい麻痺側をあまり使わないことから、徐々に麻痺側の筋緊張が高まりますます動かしづらくなるといった悪循環に陥ってしまいます。この悪循環を断ち切るために大切なのが、リハビリテーションとポジショニングです。
本セミナーでは、拘縮を助長してしまうサイクルについて解説したうえで、拘縮予防のための一歩進んだケアのポイントをお伝えします。
2021年06月公開
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