- 所属
- 筑波大学人間系
教授 - 略歴
- 2008年 京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻 助手
2010年 京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻 助教
2014年 筑波大学人間系 准教授
2019年 筑波大学人間系 教授(現職) - 所属学会
- 日本老年療法学会 副理事長
日本老年医学会 代議員
日本体力医学会 評議員
日本サルコペニア・フレイル学会 理事
日本予防理学療法学会 理事
日本転倒予防学会 理事
2021年9月現在
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バーセルインデックス(BI:Barthel Index)は、移乗動作や着替え、食事といった日常生活動作(ADL)を評価するための指標です。世界的に普及しているADL評価法の1つで、わが国でも、医療現場や介護現場などで、対象者の現在のADLの状態を把握することを目的に広く用いられています。
BIを活用することで、基本的なADLの自立度を評価することができます。継続的な評価を行うことによって、ADLの維持や改善の状況を客観的に捉えることも可能です。2021年現在、介護報酬の「ADL維持等加算」の算定要件にBIによる評価が組み込まれています。高齢者の自立支援や機能の維持、重度化予防に対して効果的な取り組みができているかどうかのアウトカム評価にも用いられており、適切な評価、判定が求められています。
BIの評価項目は10項目と多くなく、対象の動作ができるかどうかを2~4段階の尺度で採点します。そのため評価方法がわかりやすいという特徴がありますが、シンプルだからこそ「この場合はどう判定するの?」と悩むケースもあるのではないでしょうか。本コンテンツでは具体的な動作の例とともに、評価基準についてご紹介していますので、ぜひ実際のBIの評価にご活用いただければと思います。
バーセルインデックス(BI:Barthel Index)の評価項目は、「食事」「車椅子からベッドへの移乗」「整容」「トイレ動作」「入浴」「平地歩行」「階段昇降」「更衣」「排便コントロール」「排尿コントロール」の10項目から構成されています。各項目を自立度に応じて15点、10点、5点、0点のいずれかで採点します(図1)。満点は100点、最低点は0点で、点数が高いほど自立度が高いことを示します。
食事の項目では、標準的な時間内に1人で食べることができるかを自立:10点、部分介助:5点、全介助:0点の3段階で評価します。
車椅子からベッドへの移乗では、車椅子からベッドに移乗するまでの動作を1人で安全に行えるかを自立:15点、軽度の部分介助または監視を要する:10点、ほぼ全介助:5点、全介助または不可能:0点の4段階で評価します。
整容では、手洗い、洗顔、整髪、歯磨きの動作について1人でできるかを自立:5点、部分介助または不可能:0点の2段階で評価します。
男性であればひげ剃り、女性で化粧の習慣があれば化粧も評価項目に含まれます。
トイレ動作では、一連の動作を1人で安全にできるかを自立:10点、部分介助:5点、全介助または不可能:0点の3段階で評価します。
入浴では、一連の入浴動作を1人で安全にできるかを自立:5点、部分介助または不可能:0点の2段階で評価します。浴槽に入らないシャワー浴でもかまいません。また、浴室内に入ってからの動作を評価しますので、衣服の着脱は評価の対象に含まれません。
平地歩行では、45m以上の歩行や車椅子での駆動が1人で連続してできるかを自立:15点、部分介助:10点、車椅子使用:5点、上記以外:0点の4段階で評価します。対象者に実際に歩行してもらう場合は、転倒の予防に十分注意し、安全に行うようにしましょう。
階段昇降では、安全に階段の昇り降りが1人でできるかを、自立:10点、介助または監視を要する:5点、全介助または不可能:0点の3段階で評価します。階段の段数と昇り降りする速度は特に問われていません。対象者に実際に階段を昇り降りしてもらう場合は、転倒の予防に十分注意し、安全に行うようにしましょう。
更衣は、上衣、下衣、下着、靴下、靴、装具等を含めて1人で着脱できるかを、自立10点、部分介助5点、上記以外0点の3段階で評価します。標準的な時間内に更衣できるかも観察します。
10.【項目9】排便コントロール・【項目10】排尿コントロール
排便コントロールと排尿コントロールでは、ともに、便意や尿意を感じてから排泄するまでを1人で管理できているか、つまり失禁がないかを自立:10点、部分介助:5点、上記以外:0点の3段階で評価します。
2022年02月公開
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