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#身体ケア

高齢者ケア・ターミナルケアで役立つ美容ケア

「気持ちよさ」や「その人らしさ」をもたらす美容ケアを、看護ケアに活かした際の効果は大きなものです。高齢者やターミナル期にある方などの病状や体調を含め、さまざまな状況に配慮しながら看護の視点で行うことができ、看護師が実施することで安心してゆだねていただくことも可能だからです。
私は、看護師として週1回働くデイサービスで、利用者にフェイスマッサージを行っています(2018年4月から2020年4月にいたるまで延べ約600人に実施)。身体の中でも感度が高く、その人らしさが集中するお顔のケアをすることの効果を日々実感しています。
実施した方からは、
●手のしびれを忘れる
●すごく大切にしてくれている感覚
●入院中のつらいときにしてもらいたかった
●気持ちよくて、これからも定期的にしてほしい
●気分がとてもすっきりする(週3回透析中の男性)
●こんな気持ちのいいものがあるとは知らなかった
などの声が聞かれます。普段は発語がなく、全介助で、胃瘻から栄養を摂取中の女性も気持ちよさそうに「ピースサイン」をしてくれました。

デイサービスでのケアの様子
デイサービスでのケアの様子

また、ホスピスに入院し、酸素吸入中の患者さんにもフェイスマッサージを実施させていただいことがあります。そのときは、患者さんのご希望もあって、経鼻カニューレを一度外し、SpO₂を計測しながら、時間を短縮してマッサージを行いました。とても気持ちよさそうにされていました。

このコンテンツでは、美容ケアの基本ともいえるフェイスマッサージを、看護現場で活用していただく場合のおすすめの手技・方法をご紹介します。動画を参考に、1手技だけでもケアに取り入れて効果を実感していただければと思います。
なお、ご紹介するフェイスマッサージの方法は、「看護に美容ケアをいかす会」(代表:美容研究家小林照子氏、筆者〈ウェブサイト〉http://www.japanlaim.com/nbc/)が実施している、ナースに向けた美容ケア講座の「N+BC(エヌビーシー)講座」で習得したものがベースとなっています。

小林 光恵(看護師、作家)

小林 光恵(看護師、作家)

略歴
看護師、編集者を経験後、1991年より著述業を中心に活躍。
2001年に「エンゼルメイク研究会」を発足し、代表を務める。
2016年より「看護に美容ケアをいかす会」代表。
2020年8月までの3年間、週3でつくば市のデイサービスに勤務。

2020年12月現在

動画一覧

  • 1.フェイスマッサージの基本の流れ

    1.フェイスマッサージの基本の流れ

    この動画では、フェイスマッサージの基本の流れをご覧いただきます。
    軽擦法や強擦法など代表的なものを含め、全部で6つの手技を組み合わせてマッサージを行っています。またマッサージの後のケア(蒸しタオルによるケアや眉・血色の整え)も合わせてご紹介しています。ダイジェストでお見せしていますので、それぞれの手技や手順の詳しい解説は、動画2から動画5をご覧ください。
    すべてを行うと30分ほどの時間を要しますので、マッサージを受ける方の状況や確保できる時間によって、いくつか、あるいは1つの手技を選択し、実施するとよいでしょう。
    なお、マッサージを行う際は、皮膚への摩擦を避けるため、必ずオイルや乳液などを使用してください。また、爪を切っておくなどし、患者さんの皮膚を傷つけないように配慮します。マッサージを始めるまえに、手を温めておくこともおすすめします。患者さんの緊張がほぐれ、心地よさにつながります。

  • 2.フェイスマッサージの手技:軽擦法

    2.フェイスマッサージの手技:軽擦法

    ここでは、軽擦法(エフルラージュ)の手技を詳しく解説します。軽擦法は、フェイスマッサージの基本手技です。手のひらや指を患者さんの皮膚に密着させ、ごく軽めの圧を加えて、ゆっくりとマッサージします。密着させることで、患者さんの皮膚を温め、血液循環を促す効果が期待できます。
    また、リラクセーション効果の高い手技ですので、緊張を緩和する目的で保清ケアのあとなどに取り入れるのもよいでしょう。

  • 3.フェイスマッサージの手技:強擦法

    3.フェイスマッサージの手技:強擦法

    ここでは、強擦法(フリクション)の手技を詳しく解説します。強擦法は、皮膚を刺激しない程度に、軽擦法よりも少し加える圧を増やして行います。また、軽擦法と異なり、主に指先を使って行うマッサージです。
    汚れを取り除く効果もあるので、日頃十分に洗顔ができない方などの場合は、この手技にやや多めの時間をかけるとよいでしょう。

  • 4.さまざまなフェイスマッサージの手技

    4.さまざまなフェイスマッサージの手技

    ここでは、ペトリサージュ、ルールモン、エバンタイユ、パンスモン ドゥ ジャケット、プレッション、ピアノットゥモン、沈静の手技を解説します。
    皮膚は、表皮、真皮、皮下組織の3つの層からなり、有毛部と無毛部に分けられます(図)。また、皮膚の表面には、触覚や圧覚、振動覚などに反応する、メルケル終盤、ルフィニ終末、マイスナー小体、パチニ小体、毛包受容器と呼ばれる機械受容器があります。
    それぞれの受容器は、受け取る感覚や順応(刺激になれること)の速さなどに違いがあります(表)。
    メルケル終盤は刺激に対する順応がゆっくりで、皮膚への軽い触覚や圧力に敏感です。ルフィニ終末もゆっくりと順応し、圧力と張力に反応します。マイスナー小体は順応が速く、振動や、特に触覚に対して敏感です。パチニ小体はさらに急速に順応し、振動する刺激に対してよく反応します。小さな振動でも増幅させて検知することができるため、指先などに多く分布します。毛包受容器は、有毛部に存在し、毛根内で毛幹に柵状に巻きつき、毛の動き(毛幹の傾き)の変化を感知します。順応速度は速く、接触による最初のほうの毛の動きに敏感です。
    この動画でご紹介する手技は、手指をいろいろな方法で動かして行いますが、筋肉や血管への刺激も含めて、各受容器をさまざまに刺激していることが考えられます。

  • 5.フェイスマッサージの次の対応

    5.フェイスマッサージの次の対応

    ここでは、フェイスマッサージの次の対応について解説します。マッサージの後は、さらに患者さんの表情を整えていきます。
    ケアのなかで、眉や口まわりの毛の処理を行っていますが、実は評判のよいケアでもあります。高齢者や療養中の方は、鼻の下に毛が生えていても、よく見えないなどの理由から、ご自身で処理されることは少ないようです。デイサービスを利用する高齢者にもお話を伺うと、気にはしているが手入れをあきらめている方が多くいらっしゃることがわかりました。毛の処理を行うと、表情も心もすっきりするようで喜んでいただけます。
    ただし、毛の処理を行う前は、必ず患者さんに説明し、同意を得てから行うようにしてください。また、処理は電動トリマーを使用すると扱いやすく、安全です。

2021年04月

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