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#身体ケア

世界標準のシーティング実践インストラクション

病棟や施設で、車椅子に座った状態で姿勢が崩れてしまっている患者さんをみることはないでしょうか? このような状態が続くと、身体の変形や褥瘡のリスク、さらに認知機能低下のリスクまで高まります。
車椅子を使用する方の状態とニーズをもとに車椅子を設定して快適性を高め、褥瘡や変形等の二次障害が発生しないように予防し、残存機能を最大限に発揮できるようにする技術が「シーティング」です。このコンテンツでは、「国際シーティング・シンポジウム(ISS)」で共有されている基本的な理論であり世界中で活用されているシーティングを実践するための方法を具体的にご覧いただきます。
目の前の患者さんの姿勢のどこが悪いかに気づき、適切なシーティング用具を活用して「良い姿勢」をめざすためのポイントを紹介するとともに、病棟や施設で車椅子を利用している高齢の方に特にみられがちな「骨盤後傾姿勢」と「左右に傾いた姿勢」を例にシーティングを実践しています。
患者さんが安楽・快適な姿勢で日々を過ごしていけるよう、ご活用いただければ幸いです。

*本動画では主にナース向けに、ベッドサイドや在宅でも簡単にできるシーティングのポイントをお伝えしています。必要に応じセラピストに協力を仰ぎ、姿勢の評価・補正を行ってください。

監修:山崎 泰広

監修:山崎 泰広

所属
株式会社アクセスプランニング シーティング・スペシャリスト/チーフコンサルタント
一般財団法人 日本車椅子シーティング財団 理事
シーティングで自立支援と介護軽減を目指す議員連盟 アドバイザー
順天堂大学医学部整形医科学講座 非常勤講師
略歴
1960年東京生まれ。
1979年留学中の米国での事故により脊髄損傷、下半身麻痺。米国でリハビリ後、高校に復学。
1985年ボストンカレッジ経営学部卒業。
1985年帰国当時の遅れていた日本の福祉機器を変えようと、障害者の自立を支援する優れた機器を世界中から提供する会社「株式会社アクセスインターナショナル」を設立。教育活動によりモジュラー型車椅子、褥療予防クッション等の普及に努める。その製品と活動は日本の車椅子や支援機器が変わる転機となった。
1993年、褥療治療で入院していた米国の病院で「車椅子シーティング」と出会い、その優れた理論と技術を自本に伝えるために米国のPTと全国でセミナーを開催。日本のシーティングのパイオニアのひとり。毎年欧米の講習会で車椅子とシーティングの最新情報と技術を学び、障害児から高齢者まですべての車椅子使用者の悪い姿勢による二次障害防止と機能性向上、自立支援と介護軽減に務めている。日本全国で開催しているセミナーは28年目を迎え、多くのリハビリ/医療/介護/福祉関係者、障害者本人と家族が受講している。

2021年2月

編集協力、撮影モデル:伊藤 亮子(理学療法士、公認フェルデンクライス・プラクティショナー) 

動画一覧

  • 1.骨盤の傾きの評価方法

    1.骨盤の傾きの評価方法

    シーティングにおいて最初に確認すべきなのは、座位姿勢の土台となる骨盤の傾きです。骨盤が傾くと、上体の姿勢が崩れ、骨盤より下の肢位の姿勢も悪くなります。骨盤の傾きは車椅子使用者の方によくみられるため、姿勢のどこを見て、どう評価するかを紹介します。ポイントは、上前腸骨棘と上後腸骨棘の位置関係です。左右および前後に傾いた姿勢、回旋した姿勢を見てみましょう。

  • 2.シーティングに活用されている用具 ①姿勢保持のためのクッションの活用

    2.シーティングに活用されている用具 ①姿勢保持のためのクッションの活用

    車椅子上で「良い姿勢」をとるためには、その人に合うように車椅子を調整することが不可欠です。患者さんの体型や状態によって、必要な用具は少しずつ異なります。
    ここでは、世界的にシーティングで活用されている、褥瘡予防および姿勢保持に必須のクッション、「コントゥア・クッション」をご紹介します。

  • 3.シーティングに活用されている用具 ②骨盤の左右への傾きを防止できるクッションの活用

    3.シーティングに活用されている用具 ②骨盤の左右への傾きを防止できるクッションの活用

    車椅子上で「良い姿勢」をとるためには、その人に合うように車椅子を調整することが不可欠です。患者さんの体型や状態によって、必要な用具は少しずつ異なります。
    クッションの形状によっては、左右への傾きを助長してしまうこともあるため、注意が必要です。大転子と大腿骨を下から支えることができる「トロカンターシェルフ」を活用したシーティングをご紹介します。

  • 4.シーティングに活用されている用具 ③バックサポートによる支持

    4.シーティングに活用されている用具 ③バックサポートによる支持

    車椅子上で「良い姿勢」をとるためには、その人に合うように車椅子を調整することが不可欠です。患者さんの体型や状態によって、必要な用具は少しずつ異なります。
    シーティングでは、クッションに加え、背中からのサポートの両方が必要です。「バックサポート」は、骨盤が後傾しないように、後方から支持する役割があります。一般的なリクライニングと異なり、上後腸骨棘を支持した状態で状態の角度を調節できるため、骨盤後傾を予防しながら安定した快適な姿勢を提供することができます。

  • 5.ずっこけ座り(骨盤後傾姿勢)のチェックと改善 ①骨盤の可動性の確認

    5.ずっこけ座り(骨盤後傾姿勢)のチェックと改善 ①骨盤の可動性の確認

    高齢者の車椅子使用者によくみられるのが、椅子からずり落ちた骨盤後傾姿勢です。骨盤をみると、上後腸骨棘が、上前腸骨棘よりも下にきています。このような患者さんには、どのように対応していくとよいでしょうか。
    骨盤に可動性がある場合とない場合で、その後の対応が異なります。最初に可動性を確認しましょう。まずは車椅子上で確認し、必要に応じてセラピストに協力を仰いでプラットフォーム上での評価を行います。

  • 6.ずっこけ座り(骨盤後傾姿勢)のチェックと改善 ②骨盤の可動性の有無に応じたシーティングの提供

    6.ずっこけ座り(骨盤後傾姿勢)のチェックと改善 ②骨盤の可動性の有無に応じたシーティングの提供

    高齢者の車椅子使用者によくみられるのが、椅子からずり落ちた骨盤後傾姿勢です。
    骨盤に可動性がある場合とない場合で、その後の対応が異なります。骨盤に可動性があれば、コントゥア・クッションで前ずれを防止するとともに、バックサポートで後方から支持します。可動性がない場合、それ以上の悪化を防ぐためできる限り骨盤の位置を戻して支持します。それぞれの対応をご紹介します。

  • 7.ずっこけ座り(骨盤後傾姿勢)のチェックと改善 ③円背への対応

    7.ずっこけ座り(骨盤後傾姿勢)のチェックと改善 ③円背への対応

    高齢者の車椅子使用者によくみられるのが、椅子からずり落ちた骨盤後傾姿勢です。骨盤の後傾に伴って、背中が丸まってしまう「円背」を合併している患者さんもよくみられます。円背の突出部が車椅子に当たって痛みを伴うことがあるため、「ポジショニングパーツ」を活用して圧を分散し、バックサポートの角度を調節して安定で快適な姿勢を提供しましょう。車椅子の背もたれで張り調節を行う場合は、円背を助長してしまうことがあるため、シーティング理論に従って胸郭の伸展が提供できるように調節しましょう。

  • 8.左右に傾いた姿勢のチェックと改善 ①左右への傾きの評価

    8.左右に傾いた姿勢のチェックと改善 ①左右への傾きの評価

    車椅子を使用している際、左右どちらかに身体が傾いてしまう患者さんがいます。このような場合は、骨盤自体が傾いてしまっている場合と、車椅子やクッションが身体に合わないことにより、傾きが助長されている場合があります。まずは患者さんを正面から見て、傾いた姿勢の評価を行います。

  • 9.左右に傾いた姿勢のチェックと改善 ②プラットフォームでの評価時に骨盤が傾いていない場合の対応

    9.左右に傾いた姿勢のチェックと改善 ②プラットフォームでの評価時に骨盤が傾いていない場合の対応

    車椅子を使用している際、左右どちらかに身体が傾いてしまう患者さんがいます。このような場合は、骨盤自体が傾いてしまっている場合と、車椅子やクッションが身体に合わないことにより、傾きが助長されている場合があります。
    姿勢が片側に傾いていることを確認したら、固く平らなプラットフォームに移ってもらい、再び傾きを確認しましょう。ここで傾きがないようであれば、車椅子やクッションが身体に合わないことが傾きの原因となっていると考えます。チェックすべき要素を見ていきましょう。

  • 10.左右に傾いた姿勢のチェックと改善 ③骨盤自体の傾きの可動性評価とシーティングの提供

    10.左右に傾いた姿勢のチェックと改善 ③骨盤自体の傾きの可動性評価とシーティングの提供

    車椅子を使用している際、左右どちらかに身体が傾いてしまう患者さんがいます。
    固く平らなプラットフォームも姿勢が傾いているようであれば、骨盤自体が傾いていると判断します。骨盤に可動性がない場合は、除圧素材やクッションを用いて、圧がかかっている側の褥瘡を予防できるような対応を行います。骨盤に可動性があれば、低くなっている側に底上げパッドを入れて傾きを補正します。褥瘡が心配な患者さんには、除圧素材の底上げパッドを活用するとよいでしょう。

  • 11.左右に傾いた姿勢のチェックと改善 ④体幹サポートの提供

    11.左右に傾いた姿勢のチェックと改善 ④体幹サポートの提供

    車椅子を使用している際、左右どちらかに身体が傾いてしまう患者さんがいます。クッションとバックサポートによるシーティングを提供しても上体が傾いてしまう患者さんには、さらに体幹サポートを提供します。
    側弯がない場合、左右同じ高さの体幹サポートで支えます(ラテラルハグ)。
    側弯がある場合は、左右で支持する位置が異なります。側弯の凸の下、反対側の腋窩に近い位置、腰の三点保持を提供しましょう。少し専門的な対応となるので、セラピストに協力してもらいましょう。適切なシーティングとラテラルサポートによって、側弯の悪化防止も可能です。

2021年06月

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